第11回ヘルスケアハッカソン:認知症との共生 認知機能が落ちても快不快はわかる

滋賀医科大学の文科省EDGEプログラム:iKODEプログラムとの共催で、初の関西開催となるHH11:認知症との共生を開催しました。イノベーション思考の第一人者濱口秀司氏、介護と演劇の活動をされている菅原直樹氏の講演・ワークショップから始まった濃い2日間は大盛況に終わりました。

濱口秀司氏の講演に参加者一同衝撃を受けていました。探せばネットにいろんな記事が転がっている(これとか)のでぜひご一読あれ。

hamaguchi動画としてはここらへんがおすすめです。


介護士であり、俳優でもある菅原直樹氏のアイスブレイクは場を盛り上げるだけでなく、認知症当事者にとっての課題、介護者にとっての課題を身を持って追体験する良い機会になりました。(僕もこんなアイスブレイクできるようになりたい。。。)菅原さんの活動はこちらなどで知ることが出来ます。是非和気市まで観劇に行ってください。
sugawara_WS

6つのチームの中から、実現可能性と実現できた時のインパクトの大きさを基準に、大変なことも多い介護の現場を効果音や香りで劇場化してしまおうという『介護劇場』が優秀賞、患者本人と介護者の認識ギャップを明らかにして、その差を前向きに解決していこうという『認知症パレット』が審査員賞を受賞しました。おめでとうございます!

今回は特にいつも以上に、認知症という課題に身を持って課題を感じている参加者が多く、気持ちのこもったものが多かったです。実現させて、患者さんやご家族、介護者のためになることが期待されます。今回紹介のあった、EDGEコンペ未来2016なども活用できるといいですね。

介護劇場サウンドサービス

・チーム名
介護劇場

・チームメンバー
田島琢巳、川名大介、玉城義仁、角田徹

・概要
認知症患者と介護者との間の楽しみを増やしたい家族向けのコミュニケーション認知症患者と介護者との間の楽しみを増やしたい家族向けのコミュニケーションサービスです。ユーザーは普通に介助作業で会話をしているだけで、イベントに応じたサウンドイフェクトを流すことができ、楽しく介助作業を行うことをサポートできるのが特徴です。

認知症パレット

・チームメンバー
宮崎詩子、A.Nakao、服部肇

・概要
例えば、在宅医療の現場では様々な介護・医療スタッフ・家族がチームとなって患者さんを支えています。どんなに素晴らしい熱意あふれるチームであっても、意見の対立は起こります。そんな時「ご本人の考えや思い」と「サポートする側の考えや思い」の【ズレ】を知ることで状況を冷静に見つめなおし、良いチーム関係を維持するためのアプリです。

SWEET DEMENTIA

・チーム名
チームSD

・チームメンバー
篠崎聡、高橋かおり、金尾亮、磯部輝紀、湯山千賀子、田村聡

・概要
ある程度の社会的地位で生活を送ってきて、プライドが高く、自分が認知症になってもそれを認めたくない人や、その予備軍、既存の施設には入りたくない人をターゲットとしたサービスを提案する。目的は、認知症に対する社会のイメージをポジティブに転換し、認知症になるのもいいかな、診断を受けるのもいいかな(早期発見・治療の促進)と思ってもらうこと。また、患者が自分のやりたいことをやれる環境で自己評価を高く保ったまま認知症ライフを送ってもらうことである。SWEET DEMENTIAは、専門のSDコンシェルジュが個々の希望を聞き入れ、叶えてくれるサービスを提供する。

CO-BOT

・チーム名
UNISEN

・チームメンバー
Aya、しげもん、いのまさ、Atsuki, KYOU、柴田綾子、井中千草

・概要
目的:患者と介護者の間のコミュニケーションギャップを解消する
デバイス:ボール型ペットロボット、生体情報センサー付きリストバンド
ボール型ペットロボットが介護者の感情に応じて可愛らしい動きを行うと同時に、介護者の所有するロボットと情報データを交換する。リストバンドには患者の生体データ、位置データ、音声データを収集し、介護サービスの工場、データの研究利用へ応用する。

Ninchat(にんちゃ)

・チーム名
Happy boke

・チームメンバー
とりやまみゆき、井上皓介、佐々木良馬、家口佐和子、上野晋司、川島太志

・概要
介護する家族はつらい、きつい、誰にも言えない、孤立した状態という問題がある。認知症における介護者の心理負担を軽減させるために”ninchat”を提案する。
“ninchat”は介護当事者のための介護あるある共有サイトである。これを通して介護現場で起こる実状を投稿し、共有。
誰にでも共有できるようにキャラクターを使用し、面白おかしくキャッチーに閲覧可能。
投稿者には”あるある”という反応を返すことで共有されたフィードバックを送る。
認知症を”ボケ”という敷居を下げた状態で伝え、介護をオープンな場へ引き出す。

ロンリーハンティング

・チームメンバー
青木大志、今井亮太、假家善裕、山岸ひとみ

・概要
死ぬまでイキイキできる社会づくりのために、個人にアプローチする前に、まずは個人の受け皿となるコミュニティを作っていく。
強いコミュニティを作りあげる手段として、ゲームを活用し、認知症を啓発する。認知症への理解の深い、許容できる社会を作っていく。
そのコミュニティから、孤立する人をなくす社会を目指す。

HH11

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